ポーカーの役一覧・強さ順ガイド
テキサスホールデムの役は全部で10種類。強さの順番・出現確率・同じ役同士の比較ルールをこのページで一気に覚えましょう。 詳しいレッスンは レッスン2「役の強さ(ハンドランク)」 でも学べます。
10役の強さ順テーブル
テキサスホールデムでは、手持ちの2枚+ボード5枚の計7枚から最強の5枚を選んで役とします。弱い役が出る確率ほど高く、強い役ほど希少です。
| 順位 | 役名 | 例 | 出現率(5枚時) | 一言メモ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ロイヤルフラッシュ | A♠ K♠ Q♠ J♠ 10♠ | 約 0.000154% | 同花A〜10の最強。引き分けなし |
| 2 | ストレートフラッシュ | 9♥ 8♥ 7♥ 6♥ 5♥ | 約 0.00139% | 同花連続5枚。最上位カードで比較 |
| 3 | フォーカード(クアッズ) | K♠ K♥ K♦ K♣ 3♠ | 約 0.024% | 4枚同じ数字。キッカーで比較も |
| 4 | フルハウス | Q♠ Q♥ Q♦ 9♠ 9♣ | 約 0.144% | スリー+ペアの複合役 |
| 5 | フラッシュ | A♦ J♦ 9♦ 6♦ 2♦ | 約 0.197% | 5枚すべて同じスート |
| 6 | ストレート | 8♣ 7♥ 6♠ 5♦ 4♣ | 約 0.392% | 5枚連続。スートは問わない |
| 7 | スリーカード(トリップス/セット) | 7♠ 7♥ 7♦ A♣ 4♠ | 約 2.11% | 3枚同じ数字。残り2枚はバラ |
| 8 | ツーペア | J♠ J♥ 5♦ 5♣ 9♠ | 約 4.75% | 2種類のペア+キッカー1枚 |
| 9 | ワンペア | 10♠ 10♥ K♦ 7♣ 4♠ | 約 42.3% | 最も頻繁に出る役 |
| 10 | ハイカード(ノーペア) | A♠ J♥ 9♦ 5♣ 2♠ | 約 50.1% | 役なし。最上位カードで勝負 |
この表を使って自分のハンドをテストしてみたい方は、役判定クイズをお試しください。
出現率から読み取る「実戦の感覚」
上の表の出現率を見ると、ハイカードとワンペアだけで全体の約92%を占めます。つまり実戦でボードが完成する(リバーを迎える)ケースのほとんどは、ツーペア以上になれていないことがほとんどです。
この事実から得られる実戦的な感覚は以下の通りです。
- ツーペア以上を作れたら積極的にバリューを取りにいく:5%にも満たない確率で成立した役なので、相手を積極的に呼び込んでよい
- ワンペアは「まあまあ強い」が過信禁物:最もよく出る役なので、相手もワンペアを持っている確率が高い。キッカーが重要になる
- ハイカード(ノーペア)でのショーダウン勝負は薄い:ブラフのバリューを除き、自分のハイカードが相手のハイカードを上回る場合だけに限られる
なぜストレートよりフラッシュが強いのか
直感的には「5枚連続は難しそう」と感じるかもしれませんが、確率の計算上はフラッシュ(約0.197%)の方がストレート(約0.392%)より出にくい役です。確率が低い=レアな役=より強い、というのがポーカーの役付けの基本原則です。
同じ役同士の比較ルール
テキサスホールデムの多人数戦では、複数のプレイヤーが同じ種類の役を持つことがよくあります。そのときの勝敗判定ルールを役ごとに整理します。
ワンペア・ツーペア・スリーカード・フルハウス・フォーカード
ペアになっているカードの数字(ランク)が大きい方の勝ちです。たとえばKKとQQが対決すれば、KKが勝ちます。
- ツーペアの場合は、上のペアのランク → 下のペアのランク → キッカーの順で比較
- フルハウスはスリーカード部分のランクで比較し、同じなら残りのペア部分で比較
キッカーの概念については レッスン8「キッカーの考え方」 で詳しく解説しています。
ストレート
5枚のうち一番上(最高位)のカードのランクが大きい方の勝ちです。9ハイのストレート(9-8-7-6-5)vs 8ハイのストレート(8-7-6-5-4)なら9ハイの勝ちです。
フラッシュ・ハイカード
5枚を大きい順に比較し、最初に差が出たカードのランクで判定します。たとえば A♦ J♦ 9♦ 6♦ 2♦ vs A♦ J♦ 8♦ 6♦ 2♦ の場合、3枚目(9 vs 8)で前者の勝ちです。
ロイヤルフラッシュ
ロイヤルフラッシュは常に引き分けになります。4つのスートそれぞれで1通りしか存在せず、数字構成がA-K-Q-J-10で固定なので強さに差がありません。テキサスホールデムではスートに優劣はないため(レッスン2参照)、両者がロイヤルフラッシュなら必ずポットを折半します。
よくある誤解・間違い
誤解1:スートが強さに影響する?
ブリッジや一部のカードゲームにはスート(マーク)の強弱がありますが、テキサスホールデムにはありません。A♠フラッシュとA♥フラッシュは同じ強さで比べられます。5枚の数字構成が同一なら引き分けです。
誤解2:カードが多い方が強い?
5枚ルールを誤解して「手札+ボードで6枚や7枚でできる役があるはず」と思うプレイヤーがいますが、最終役は必ず5枚で構成します。7枚から「最も強い5枚の組み合わせ」を選ぶのがルールです。
誤解3:フラッシュの5枚すべてが手札で揃わないといけない?
そんなことはありません。手札2枚とボード3枚の組み合わせでフラッシュが成立すれば問題ありません。たとえば手札に♦が2枚あり、ボードに♦が3枚あれば5枚フラッシュになります。
誤解4:ストレートは数字が連続していれば「またぐ」のもOK?
K-A-2-3-4 のような「Aをまたぐストレート」は認められません。ストレートは A-2-3-4-5(ホイール/ホイール)から A-K-Q-J-10(ロイヤル)までの10通りのみです。
誤解5:スリーカードとセットとトリップスは別物?
役としての強さは同じですが、実戦では区別して使います。セットは手札2枚が同じ数字で、ボードにも同じ数字が1枚ある場合(ポケットペアから)。トリップスはボードにペアがあり、自分が手札から1枚を重ねた場合です。役の強さは同じですが、隠しやすさや相手への読まれやすさが異なります。
役をマスターしたら次のステップ
10役の強さを覚えたら、次は実際にハンドを見て判断する練習をしましょう。
- レッスン2「役の強さ(ハンドランク)」 — 役の基礎を動画的に学ぶ
- レッスン8「キッカーの考え方」 — 同じ役での細かい勝敗判定
- 役判定クイズ — 7枚から最強の役を導く実践練習