全員フォールドして、スモールブラインド(SB)とビッグブラインド(BB)の二人だけになる場面——これが「ブラインド vs ブラインド(BvB)」です。レンジが広く、ヘッズアップに近い読み合いになるため、ここで漏れがあると地味に収支を削られます。SB側・BB側それぞれの基本を押さえましょう。
ブラインド vs ブラインドとは
プリフロップで他のプレイヤーが全員降り、SBとBBだけでポットを争う状況を指します。すでに両者が強制ベット(ブラインド)を出しているため、ポットには最初からチップがあり、どちらも「取りに行く価値」が生まれます。
SB(スモールブラインド)側の戦略
SBはBBより先に行動する=アウトオブポジション(OOP)です。不利な側なので、戦い方に工夫が要ります。
リンプよりレイズ or フォールド
SBから参加するときは、リンプ(コール)よりレイズで主導権を取るのが基本です。OOPでリンプすると、BBに広くチェックバックされてフロップを不利に戦うことになります。
- 強め〜そこそこの手:レイズして主導権を握る
- 戦える広い手:状況によりレイズで圧をかける
- 本当に弱い手:無理せずフォールド
BB(ビッグブラインド)側の戦略
BBはすでに1BBを出しており、SBのレイズに対して割安なポットオッズでコールできる立場です。さらにポジションも有利(後に行動できる)なので、強気にディフェンスできます。
広くディフェンスする
BBはSBのオープンに対して、かなり広いレンジでコールまたは3ベットして構いません。ポジション有利+良いオッズのため、降りすぎは禁物です。
- 3ベット:強い手+ブラフ(スーテッドの弱エースなどブロッカー持ち)
- コール:スーテッド、コネクター、ブロードウェイなど広く
- フォールド:オフスートの噛み合わない弱い手だけ
ディフェンス頻度の考え方は最小防御頻度(MDF)とはで詳しく解説しています。
ポストフロップの注意点
- レンジが広い=弱いボードでもエクイティが散る:どちらも強い手は少ないため、過大評価に注意
- ポジションのある側(BB)が有利:コントロールしやすく、ブラフもしやすい
- SBはレンジで考える:自分のレイズレンジ全体でどう戦うかを意識する
ボード次第のCベット判断はCベットとはが参考になります。
関連記事・ツール
- そもそものポジション論はなぜポジションが大事なのかへ。
- 開くハンドの基準はポジション別オープンレンジ早見を参照。
- 2人の戦いをさらに学ぶならヘッズアップ特集もどうぞ。
まとめ
- BvB=SBとBBだけの戦い。レンジが広くヘッズアップに近い
- SBはOOPなのでリンプよりレイズ。サイズは3BB前後とやや大きめ
- BBはオッズ+ポジション有利。広くディフェンスして降りすぎない
- MDFを意識し、SBの攻めに搾取されないようにする
- どちらも強い手が少ないため、ポストフロップは手の過大評価に注意