アウツとは
アウツとは、現在のドローハンドを完成させてくれるカードの枚数のことです。
例えばフラッシュドロー(スーテッドの4枚揃い)があるとき、残りのデッキには同スーツのカードが9枚あります。これが「9アウツ」です。アウツの数が多いほど、エクイティ(勝率)が高くなります。
アウツの数え方
代表的なアウツ数の早見表
| ドローの種類 | アウツ数 | 例 |
|---|---|---|
| フラッシュドロー | 9枚 | スーテッドの4枚 |
| オープンエンドストレートドロー(OESD) | 8枚 | 両端が完成できるストレートドロー |
| ガットショット(両端ふさがり) | 4枚 | 中抜きストレートドロー |
| オーバーカード2枚 | 6枚 | フロップで上回るカードが来る |
| ポケットペア→セット | 2枚 | トリップスになるカード |
| フラッシュ+オープンエンドストレートドロー(OESD) | 15枚 | 複合ドロー |
アウツ×2・×4でエクイティを暗算する
アウツの数がわかると、エクイティ(勝率)を素早く暗算できます。
ターン1枚時のエクイティ ≒ アウツ × 2(%)
フロップ2枚時のエクイティ ≒ アウツ × 4(%)
具体的な計算例
フラッシュドロー(9アウツ)の場合
ターンまで1枚:9 × 2 = 約18%
ショーダウンまで2枚(フロップ時点):9 × 4 = 約36%
オープンエンドストレートドロー(8アウツ)の場合
ターンまで1枚:8 × 2 = 約16%
ショーダウンまで2枚:8 × 4 = 約32%
ガットショット(4アウツ)の場合
ターンまで1枚:4 × 2 = 約8%
ショーダウンまで2枚:4 × 4 = 約16%
アウツとポットオッズの組み合わせ
アウツを計算して得たエクイティを、ポットオッズと比較してコール判断をします。
例:フロップでフラッシュドロー、相手が1/2ポットベット
エクイティ(フラッシュドロー・フロップ時点):約36%
ポットオッズ(1/2ポットベット):約25%
36% > 25% → コールはプラスEV
ポットオッズの詳しい計算方法は ポットオッズとは を、エクイティの計算は エクイティとは を参照してください。
アウツとエクイティの学習には アウツ・エクイティ実践レッスン も活用できます。
クリーンアウツとダーティアウツ
すべてのアウツが「完全に有効」とは限りません。
- クリーンアウツ:そのカードが来れば確実に勝てるアウツ
- ダーティアウツ:そのカードで自分の手が完成するが、相手のハンドもさらに強くなる可能性があるアウツ
例えばフラッシュドローを追いかけているとき、そのカードが来て相手のフルハウスも完成する場合、そのアウツは「ダーティアウツ」です。実際のエクイティはクリーンアウツだけを考えるより低くなります。
関連用語
- エクイティ:アウツ数からエクイティを計算します → エクイティとは
- ポットオッズ:エクイティとポットオッズを比較してコール判断 → ポットオッズとは
- レンジ:相手のレンジを読むことでダーティアウツの判断が精度アップ → レンジとは
- スタック・ポット・レシオ(SPR):スタックとポットの比でインプライドオッズが変わります → スタック・ポット・レシオ(SPR)とは
他の用語は 用語集トップ からも参照できます。
まとめ
- アウツ = ドローを完成させるために必要なカードの枚数
- フラッシュドロー9枚、オープンエンドストレートドロー(OESD)8枚、ガットショット4枚が基本
- エクイティ暗算:ターン1枚 = アウツ×2%、フロップ2枚 = アウツ×4%
- ポットオッズと比べてエクイティが上回ればコールはプラス期待値(EV)
- ダーティアウツ(完成しても相手に負けうる)は割り引いて考える