UTG・MP・CO・BTN・SB・BB の特徴
6max の各ポジションの「役割」と「戦い方」を、6 つのキャラクターに分けて理解します。これでテーブルでの自分の動きが明確になります。
各ポジションを「キャラクター」で覚える
ポジションの名前と順序はレッスン 7 で学びました。ここでは、それぞれが 戦略的にどう振る舞うべきか を理解します。
ポジションごとに「役割」があるイメージで覚えるとスッキリします。
| ポジション | キャラクター | 参加ハンド比率 |
|---|---|---|
| UTG | 「最初に矢を放つ狙撃手」 | 約 12〜15 % |
| MP(HJ) | 「中庸の戦士」 | 約 17〜20 % |
| CO | 「攻めの旗手」 | 約 27〜32 % |
| BTN | 「テーブルの王」 | 約 45〜50 % |
| SB | 「妥協を強いられる商人」 | 約 35 %(オープン時) |
| BB | 「守りの番人」 | 約 30〜40 %(ディフェンス時) |
UTG:最初に矢を放つ狙撃手
最も早くアクションする「アンダー・ザ・ガン」。後ろに 5 人控えているため、誰かが強いハンドを持っている確率が高い状況です。
戦い方
- タイト&プレミアム中心:AA, KK, QQ, JJ, TT, AK, AQ などのプレミアム+強いブロードウェイ
- レンジは全ハンドの トップ 12〜15 % のみ
- リンプ(コールで参加)は基本しない、オープンレイズで参加
- 後ろから 3 ベットが飛んでくる前提で、4 ベット対応のハンドを持っておく
NG パターン
- 「弱スーテッドハンド(76s 等)」でオープン → 後ろから 3 ベットされてフォールドのお金損
- A2-A7 のオフスーテッド → キッカートラブル
MP(HJ):中庸の戦士
UTG の左隣、ボタンから 3 つ前のポジション。
UTG ほど厳しくないが、まだ慎重さが必要。
戦い方
- UTG レンジに「ミドルペア(99, 88)」「中強スーテッド(KQs, QJs, JTs)」を追加
- 約 17〜20 % のハンドでオープン
- UTG のオープンに対する 3 ベットも、プレミアム限定で開始
MP の役割
- テーブルが「タイト」なら、UTG レンジに近づける
- テーブルが「ルース」なら、CO に近いレンジに広げる
- 状況対応力が問われるポジション
CO(カットオフ):攻めの旗手
ボタンの右隣、ポストフロップで 2 番目に IP のポジション。
ここから「スティール領域」。
戦い方
- レンジを約 27〜32 % まで広げる
- スーテッドコネクター(98s, 87s)、スモールペア(22-77)、A2s-A9s なども参加
- BTN にコールド・コールされたら、IP 戦略で勝負
CO の特徴
- BTN がタイトなプレイヤーなら、「スティール」が成立しやすくチップを盗める
- BTN が攻撃的なら、3 ベットを警戒してやや絞る
BTN(ボタン):テーブルの王
ポストフロップで常に最後にアクションする最強ポジション。
戦い方
- レンジは 45〜50 % まで広げる(A2o, K5o, Q9o, J8o, 65s, 54s なども参加)
- リンプはせず、原則オープンレイズで参加
- フロップ以降は IP 優位を最大化(C ベット、ダブルバレル、薄いバリュー)
BTN の役割
- 「1 周あたり 1.5 BB 程度のチップを稼ぐ」のがプロの目安
- ブラインドを盗み、ポストフロップで小さくバリューを取る積み上げ
- テーブルが弱ければ、ここで一気にチップを増やす
SB:妥協を強いられる商人
ブラインドで強制的に半額払っており、ポストフロップは常に OOP の不利ポジション。
最も難しいポジション。
戦い方の選択肢
- タイトに戦う:プレミアムだけオープン、その他フォールド(守備重視)
- 積極的にオープン:オープン率 30〜40 %、3 ベット中心の構築(オープンサイズも大きめ)
近年は「3 ベット or フォールド」戦略が主流:SB は 2.5 BB オープンに対してコールせず、3 ベットかフォールドの二択に絞る。理由は OOP のコールはほぼ負けるから。
SB の罠
- 「半額払ってるから」とリンプ=最悪パターン
- ブラインドの安さに釣られて弱いハンドを参加させると、ポストフロップで負け続ける
BB:守りの番人
毎ハンド強制で BB 分を払っているため、「割引で参加できる」と思いがちですが、ポストフロップ OOP の不利は SB と同じ。
戦い方
- 「ディフェンス(守備)」が主要な役割
- BTN や CO のオープンに対して、約 30〜40 % のレンジでコール/3 ベット
- ジューシーなコール候補:スーテッドコネクター、A スーテッド、ペア類
BB の戦略
- 既に BB を払っているので、「実質ディスカウントコール」が成立する
- ただし「コール過多」は典型的な負けパターン
- 3 ベットを混ぜることで、相手の C ベットを抑制
まとめチャート
| ポジ | プリフロップ役割 | ポストフロップ役割 |
|---|---|---|
| UTG | プレミアムのみオープン | バリュー中心、ブラフ少なめ |
| MP | UTG + ミドルレンジ | 状況対応 |
| CO | 攻めに転じる | C ベット主体 |
| BTN | テーブル支配 | 全方位の攻撃 |
| SB | 3 ベット or フォールド | OOP のため慎重 |
| BB | ディフェンス | OOP、安いハンドを大事に |
一覧の感覚で覚える
ポジションを 「テーブルの戦闘隊形」 だと思ってください。
- UTG-MP:前衛・守備の重戦士(プレミアムだけ握って待つ)
- CO-BTN:攻めの斥候(広く参加して、機動力で稼ぐ)
- SB-BB:補給線(ブラインドの強制ベットで損失抑制が主任務)
このレッスンの要点
- 6 つのポジションそれぞれに「役割」がある
- UTG-MP はタイト、CO-BTN はルース、SB-BB はディフェンス特化
- SB は「3 ベット or フォールド」が現代戦略の主流
- BB は「割引コール」を活かしてディフェンスに徹する
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