スクイーズとは
スクイーズ(squeeze)とは、誰かがオープンレイズし、そこへ少なくとも1人がコールした状況に対して大きく3ベットする攻撃的なプレイです。複数の相手を「挟み込む(squeeze)」イメージから名付けられました。すでにポットへ入っているチップ(オープンとコールの分)はデッドマネーとして大きく、そこを奪いに行く点が通常の3ベットとの違いです。
普通の3ベットはオープンレイザー1人に対して仕掛けますが、スクイーズは「オープン+コール」という2人以上を相手にする点が特徴です。コーラーは一般にレイズし返せるほど強くないレンジで参加していることが多く、複数人をまとめて降ろせれば、何もせずにデッドマネーを回収できます。
なぜ成立するのか
スクイーズが利益を生む理由は2つあります。1つはデッドマネーで、すでにオープンとコールの分が入っているため、全員が降りればその分をまるごと回収できます。もう1つはフォールドエクイティで、コーラーは中途半端なレンジで参加していることが多く、大きな3ベットに対してフォールドしやすい傾向があります。複数人を相手に降ろす確率が積み重なるため、全員フォールドの期待が高まればプラスになります。
| 項目 | 通常の3ベット | スクイーズ |
|---|---|---|
| 相手の人数 | オープン1人 | オープン+コーラー |
| デッドマネー | 小さめ | 大きめ |
| 推奨サイズ | 標準 | 大きめ |
サイズとハンド選び
スクイーズのサイズは通常の3ベットより大きめに設定します。相手が複数いる分、コールされたくないハンドにきちんとプレッシャーをかける必要があるからです。サイズが小さいとコーラーに割安なオッズを与えてしまい、降ろす目的が達成できません。
ブラフでスクイーズする場合は、Aを1枚持つ手などのブロッカーを持つハンドが向きます。自分がAを持っていれば、相手が強いAを持つ組み合わせを減らせるため、降りてくれる確率を底上げできます。バリュー目的なら、コールされても優位に戦える強いハンドを選びます。
よくある誤解
- スクイーズは強いハンドだけのプレイ、という誤解。実際はブロッカーを使ったブラフも重要な構成要素です。
- サイズは普通の3ベットと同じでよい、という誤解。相手が複数いる分、大きめにしないと降ろせません。
- とにかく相手を挟めば得、という誤解。降りないコーラーが多い相手には機能しにくく、状況選びが大切です。
- 必ずポットを取れる必勝技だ、という誤解。あくまでフォールドエクイティとデッドマネーを狙う確率的なプレイです。
関連リンク
まとめ
- スクイーズはオープン+1人以上のコールに被せる大きな3ベットです。
- すでに入ったデッドマネーが大きく、複数人を降ろせればプラスになります。
- サイズは通常の3ベットより大きめに設定します。
- Aブロッカーを持つ手はブラフスクイーズに向いています。