169ハンドとは

テキサスホールデムで配られる2枚のホールカードの組み合わせは、見た目の通り数えると1326通りあります。しかし戦略上は、スートの種類(♠♥♦♣)を区別せず「同じスートか違うスートか」だけで分類するため、実質的なパターンは169通りに集約されます。内訳は、同じ数字が2枚そろうペアが13通り、2枚のスートが同じスーテッドが78通り、スートが異なるオフスートが78通りです。

この169通りこそがプリフロップ戦略の出発点であり、どのハンドを開くか・降りるかの判断はすべてこの一覧から始まります。

13×13表の見方

スターティングハンドは、縦横に A から 2 まで並べた13×13のマス目(レンジ表)で表すのが定番です。対角線上のマスがペア(AA, KK, …, 22)、対角線より上の三角形(上三角)がスーテッド、下の三角形(下三角)がオフスートを表します。

区分表の位置通り数
ペア対角線AA, 7713
スーテッド上三角AKs, T9s78
オフスート下三角AKo, T9o78

ティア分けの考え方

169ハンドは強さに応じて、おおまかにプレミア・強い・投機的・論外の4ティアに分けられます。頂点に立つのが AA で、そこから KK、QQ、AKs とゆるやかに価値が下がっていきます。AA を頂点としたピラミッドをイメージすると整理しやすいでしょう。

同じ2枚の数字でも、スーテッドはフラッシュを狙える分、オフスートよりわずかに強くなります。たとえば AKs は AKo より上位に位置づけられます。差はわずかですが、レンジの境界線では効いてきます。

よくある誤解

  • スートが4種類あるから組み合わせは169×4だと思ってしまう → 戦略上はスートを区別せず169通りに集約します。
  • スーテッドはオフスートより大幅に強い、という思い込み → 強くなるのはフラッシュ分のみで、その差は定性的にはわずかです。
  • ランキング上位なら無条件に参加してよい、という誤解 → ポジションや相手のレンジによって最適な行動は変わります。

関連リンク

まとめ

  • スターティングハンドは戦略上169通り(ペア13・スーテッド78・オフスート78)です。
  • 13×13表では対角線がペア、上三角がスーテッド、下三角がオフスートです。
  • AA を頂点にプレミア/強/投機/論外のティアへ分かれます。
  • スーテッドはフラッシュ分だけオフスートよりわずかに上位です。