レッスン 75 / 100 Phase 5:ベットサイジング編

ボードカテゴリ8分類

フロップの形を8つに分類すると、戦略が一気に見えてきます。「このボード = この打ち方」のパターン化が、ポストフロップの加速装置です。

ボードを 8 カテゴリに分類

無数にあるフロップを、戦略的に分類できる 8 タイプ に整理します。

カテゴリ代表例特徴
1. A 高ドライA♣ 7♦ 3♥レンジ ad. 大、マージ
2. K/Q 高ドライK♠ 8♦ 3♣レンジ ad. やや大、マージ
3. ミドル高ドライT♠ 6♦ 2♣中立、中サイズ
4. ハイ・コネクトK♥ Q♦ J♣ナッツ集中、ポラライズ
5. ミドル・コネクト9♠ 8♥ 7♦コーラー有利、控えめ
6. ペアボードT♠ T♥ 4♦コーラーにナッツ ad.
7. モノトーンQ♠ 8♠ 4♠フラッシュ完成、ポラライズ
8. ローボード5♠ 3♦ 2♣中立、フォールド過多

代表的なボードを視覚で確認

A 高ドライ(カテゴリ 1)

ボード A A 7 7 3 3

ハイ・コネクト(カテゴリ 4)

ボード K K Q Q J J

ミドル・コネクト(カテゴリ 5)

ボード 9 9 8 8 7 7

ペアボード(カテゴリ 6)

ボード T T T T 4 4

モノトーン(カテゴリ 7)

ボード Q Q 8 8 4 4

ローボード(カテゴリ 8)

ボード 5 5 3 3 2 2

カテゴリ 1:A 高ドライ

代表例

  • A♣ 7♦ 3♥
  • A♠ 9♦ 2♣
  • A♥ 8♣ 4♦

特徴

  • オープナーが A スーテッド・A オフを多く持つ
  • レンジ ad. 大
  • 相手の A は少ない

戦略

  • C-ベット率 80 %+
  • サイズ:1/3 ポット
  • マージ展開、広く打つ

カテゴリ 2:K/Q 高ドライ

代表例

  • K♠ 8♦ 3♣
  • Q♥ 7♠ 2♣

特徴

  • レンジ ad. 大(A 高よりはやや弱い)
  • TPTK 候補多い

戦略

  • C-ベット率 70 %+
  • サイズ:1/3 ポット
  • マージ展開

カテゴリ 3:ミドル高ドライ

代表例

  • T♠ 6♦ 2♣
  • 9♥ 5♣ 3♦
  • J♦ 4♠ 2♥

特徴

  • 中立、両者がレンジ薄い
  • TPTK は持つが、強くない

戦略

  • C-ベット率 60 %
  • サイズ:1/2 ポット
  • 中サイズで標準

カテゴリ 4:ハイ・コネクト(ブロードウェイ)

代表例

  • K♥ Q♦ J♣
  • A♠ K♦ Q♣
  • Q♥ J♦ T♣

特徴

  • ナッツ集中:AT, QQ-KK セットなど
  • ストレート完成・ナッツ作りやすい
  • オープナーにナッツ ad. 大

戦略

  • C-ベット率 50〜60 %
  • サイズ:2/3 ポット 〜 ポット
  • ポラライズ展開、オーバーベット混合

カテゴリ 5:ミドル・コネクト

代表例

  • 9♠ 8♥ 7♦
  • T♣ 9♥ 8♠
  • 8♥ 7♣ 6♦

特徴

  • コーラー(BB)にナッツ ad.
  • スーテッドコネクター持ち多い
  • ストレート完成可能性高

戦略

  • C-ベット率 35〜45 %
  • サイズ:2/3 ポット 〜 ポット(ドロー降ろし)
  • ナッツ + 強ドローでポラライズ
  • 中堅以下はチェック多用

カテゴリ 6:ペアボード

代表例

  • T♠ T♥ 4♦
  • 5♣ 5♦ K♠(=ハイ + ローペア)
  • 8♥ 8♣ 2♦

特徴

  • コーラーにナッツ ad.(TX, 5X, 8X 持ち多い)
  • フルハウスドロー
  • 多くのハンドが「弱い」

戦略

  • C-ベット率 80%+(=ブラフ通りやすい)
  • サイズ:1/3 ポット(小サイズで誘発)
  • マージ展開
  • ※「ペアボードは小サイズ C-ベット」がGTO 主流

カテゴリ 7:モノトーン

代表例

  • Q♠ 8♠ 4♠
  • K♥ 9♥ 5♥
  • A♣ 7♣ 3♣

特徴

  • フラッシュ完成
  • ナッツフラッシュ(A スーテッド)が両者にある
  • どちらにもナッツ ad. 拮抗

戦略

  • C-ベット率 30〜40 %
  • サイズ:2/3 ポット(=ポラライズ)
  • ナッツフラッシュ持ちのみ大きく
  • ペア程度はチェック多用

カテゴリ 8:ローボード

代表例

  • 5♠ 3♦ 2♣
  • 7♠ 4♦ 2♣
  • 6♥ 4♣ 3♦

特徴

  • 両者ともヒット少
  • フォールド過多になりがち
  • ナッツ ad. 拮抗

戦略

  • C-ベット率 65〜75 %(=ブラフ通りやすい)
  • サイズ:1/3 ポット
  • マージ展開

カテゴリ別 C-ベット率まとめ

カテゴリC-ベット率推奨サイズ
1. A 高ドライ80 %+1/3
2. K/Q 高ドライ70 %1/3
3. ミドル高ドライ60 %1/2
4. ハイ・コネクト50〜60 %2/3
5. ミドル・コネクト35〜45 %2/3
6. ペアボード80 %+1/3
7. モノトーン30〜40 %2/3
8. ローボード65〜75 %1/3

これを暗記すれば、フロップ即時判断が可能に。

サブカテゴリ」の存在

実戦では更に細かい分類:

例:ハイ・コネクトの中の細分化

  • Q♥ J♦ T♣:完全ナッツストレート可(AT, K9)
  • A♠ K♦ Q♣:TPTK + ナッツストレート(JT)
  • K♥ Q♦ J♣:3 通りのストレート(AT, T9, T- 弱)

ボード変化の優先順位

  1. ペア vs ノーペア
  2. モノ vs レインボー
  3. コネクト vs バラ
  4. ハイ vs ロー

カテゴリでの「マイ・レンジ vs 相手レンジ

各カテゴリで、自分と相手のレンジを意識:

マイ・レンジ強の場合

  • A 高ドライ:BTN > BB
  • ハイ・コネクト:UTG > BB
  • ペアボード:BB > BTN(!)

マイ・レンジ弱の場合

  • ミドル・コネクト:BB > BTN
  • 連結ローボード:BB > BTN

速攻判定」のチェックリスト

フロップを見て 3 秒で判定:

  1. ペアか? → Yes:カテゴリ 6
  2. モノトーンか? → Yes:カテゴリ 7
  3. 連結か? → Yes:ハイは 4、ミドルは 5
  4. A 高か? → Yes:カテゴリ 1
  5. K/Q 高か? → Yes:カテゴリ 2
  6. ミドル高か? → Yes:カテゴリ 3
  7. ローのみか? → Yes:カテゴリ 8

練習:ボード分類

各フロップ、どのカテゴリ?

  1. A♠ 8♦ 3♣
  2. Q♥ J♦ 9♣
  3. 7♠ 7♥ 4♦
  4. T♠ 6♣ 5♥
  5. K♠ 8♠ 2♠
答え合わせ
  1. カテゴリ 1(A 高ドライ)
  2. カテゴリ 4(ハイ・コネクト)
  3. カテゴリ 6(ペアボード)
  4. カテゴリ 3(ミドル高ドライ)
  5. カテゴリ 7(モノトーン)

用語まとめ

  • ボードカテゴリ:フロップの形による分類
  • A 高ドライ:A 1 枚 + 低位 2 枚、レインボー
  • ハイ・コネクト:ブロードウェイ連結
  • ミドル・コネクト:中位連結
  • ペアボード:同じ数字 2 枚
  • モノトーン:同スート 3 枚
  • ローボード:低位のみ

このレッスンの要点

  • 8 カテゴリでフロップを高速分類
  • 各カテゴリに最適な C-ベット率とサイズ
  • 暗記すれば即時判断、思考の効率化
  • サブカテゴリで更に精緻化

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