ボードカテゴリ8分類
フロップの形を8つに分類すると、戦略が一気に見えてきます。「このボード = この打ち方」のパターン化が、ポストフロップの加速装置です。
ボードを 8 カテゴリに分類
無数にあるフロップを、戦略的に分類できる 8 タイプ に整理します。
| カテゴリ | 代表例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1. A 高ドライ | A♣ 7♦ 3♥ | レンジ ad. 大、マージ |
| 2. K/Q 高ドライ | K♠ 8♦ 3♣ | レンジ ad. やや大、マージ |
| 3. ミドル高ドライ | T♠ 6♦ 2♣ | 中立、中サイズ |
| 4. ハイ・コネクト | K♥ Q♦ J♣ | ナッツ集中、ポラライズ |
| 5. ミドル・コネクト | 9♠ 8♥ 7♦ | コーラー有利、控えめ |
| 6. ペアボード | T♠ T♥ 4♦ | コーラーにナッツ ad. |
| 7. モノトーン | Q♠ 8♠ 4♠ | フラッシュ完成、ポラライズ |
| 8. ローボード | 5♠ 3♦ 2♣ | 中立、フォールド過多 |
代表的なボードを視覚で確認
A 高ドライ(カテゴリ 1)
ボード
ハイ・コネクト(カテゴリ 4)
ボード
ミドル・コネクト(カテゴリ 5)
ボード
ペアボード(カテゴリ 6)
ボード
モノトーン(カテゴリ 7)
ボード
ローボード(カテゴリ 8)
ボード
カテゴリ 1:A 高ドライ
代表例
- A♣ 7♦ 3♥
- A♠ 9♦ 2♣
- A♥ 8♣ 4♦
特徴
- オープナーが A スーテッド・A オフを多く持つ
- レンジ ad. 大
- 相手の A は少ない
戦略
- C-ベット率 80 %+
- サイズ:1/3 ポット
- マージ展開、広く打つ
カテゴリ 2:K/Q 高ドライ
代表例
- K♠ 8♦ 3♣
- Q♥ 7♠ 2♣
特徴
- レンジ ad. 大(A 高よりはやや弱い)
- TPTK 候補多い
戦略
- C-ベット率 70 %+
- サイズ:1/3 ポット
- マージ展開
カテゴリ 3:ミドル高ドライ
代表例
- T♠ 6♦ 2♣
- 9♥ 5♣ 3♦
- J♦ 4♠ 2♥
特徴
- 中立、両者がレンジ薄い
- TPTK は持つが、強くない
戦略
- C-ベット率 60 %
- サイズ:1/2 ポット
- 中サイズで標準
カテゴリ 4:ハイ・コネクト(ブロードウェイ)
代表例
- K♥ Q♦ J♣
- A♠ K♦ Q♣
- Q♥ J♦ T♣
特徴
- ナッツ集中:AT, QQ-KK セットなど
- ストレート完成・ナッツ作りやすい
- オープナーにナッツ ad. 大
戦略
- C-ベット率 50〜60 %
- サイズ:2/3 ポット 〜 ポット
- ポラライズ展開、オーバーベット混合
カテゴリ 5:ミドル・コネクト
代表例
- 9♠ 8♥ 7♦
- T♣ 9♥ 8♠
- 8♥ 7♣ 6♦
特徴
- コーラー(BB)にナッツ ad.
- スーテッドコネクター持ち多い
- ストレート完成可能性高
戦略
- C-ベット率 35〜45 %
- サイズ:2/3 ポット 〜 ポット(ドロー降ろし)
- ナッツ + 強ドローでポラライズ
- 中堅以下はチェック多用
カテゴリ 6:ペアボード
代表例
- T♠ T♥ 4♦
- 5♣ 5♦ K♠(=ハイ + ローペア)
- 8♥ 8♣ 2♦
特徴
- コーラーにナッツ ad.(TX, 5X, 8X 持ち多い)
- フルハウスドロー
- 多くのハンドが「弱い」
戦略
- C-ベット率 80%+(=ブラフ通りやすい)
- サイズ:1/3 ポット(小サイズで誘発)
- マージ展開
- ※「ペアボードは小サイズ C-ベット」がGTO 主流
カテゴリ 7:モノトーン
代表例
- Q♠ 8♠ 4♠
- K♥ 9♥ 5♥
- A♣ 7♣ 3♣
特徴
- フラッシュ完成
- ナッツフラッシュ(A スーテッド)が両者にある
- どちらにもナッツ ad. 拮抗
戦略
- C-ベット率 30〜40 %
- サイズ:2/3 ポット(=ポラライズ)
- ナッツフラッシュ持ちのみ大きく
- ペア程度はチェック多用
カテゴリ 8:ローボード
代表例
- 5♠ 3♦ 2♣
- 7♠ 4♦ 2♣
- 6♥ 4♣ 3♦
特徴
- 両者ともヒット少
- フォールド過多になりがち
- ナッツ ad. 拮抗
戦略
- C-ベット率 65〜75 %(=ブラフ通りやすい)
- サイズ:1/3 ポット
- マージ展開
カテゴリ別 C-ベット率まとめ
| カテゴリ | C-ベット率 | 推奨サイズ |
|---|---|---|
| 1. A 高ドライ | 80 %+ | 1/3 |
| 2. K/Q 高ドライ | 70 % | 1/3 |
| 3. ミドル高ドライ | 60 % | 1/2 |
| 4. ハイ・コネクト | 50〜60 % | 2/3 |
| 5. ミドル・コネクト | 35〜45 % | 2/3 |
| 6. ペアボード | 80 %+ | 1/3 |
| 7. モノトーン | 30〜40 % | 2/3 |
| 8. ローボード | 65〜75 % | 1/3 |
これを暗記すれば、フロップ即時判断が可能に。
「サブカテゴリ」の存在
実戦では更に細かい分類:
例:ハイ・コネクトの中の細分化
- Q♥ J♦ T♣:完全ナッツストレート可(AT, K9)
- A♠ K♦ Q♣:TPTK + ナッツストレート(JT)
- K♥ Q♦ J♣:3 通りのストレート(AT, T9, T- 弱)
ボード変化の優先順位
- ペア vs ノーペア
- モノ vs レインボー
- コネクト vs バラ
- ハイ vs ロー
カテゴリでの「マイ・レンジ vs 相手レンジ」
各カテゴリで、自分と相手のレンジを意識:
マイ・レンジ強の場合
- A 高ドライ:BTN > BB
- ハイ・コネクト:UTG > BB
- ペアボード:BB > BTN(!)
マイ・レンジ弱の場合
- ミドル・コネクト:BB > BTN
- 連結ローボード:BB > BTN
「速攻判定」のチェックリスト
フロップを見て 3 秒で判定:
- ペアか? → Yes:カテゴリ 6
- モノトーンか? → Yes:カテゴリ 7
- 連結か? → Yes:ハイは 4、ミドルは 5
- A 高か? → Yes:カテゴリ 1
- K/Q 高か? → Yes:カテゴリ 2
- ミドル高か? → Yes:カテゴリ 3
- ローのみか? → Yes:カテゴリ 8
練習:ボード分類
各フロップ、どのカテゴリ?
A♠ 8♦ 3♣Q♥ J♦ 9♣7♠ 7♥ 4♦T♠ 6♣ 5♥K♠ 8♠ 2♠
答え合わせ
- カテゴリ 1(A 高ドライ)
- カテゴリ 4(ハイ・コネクト)
- カテゴリ 6(ペアボード)
- カテゴリ 3(ミドル高ドライ)
- カテゴリ 7(モノトーン)
用語まとめ
- ボードカテゴリ:フロップの形による分類
- A 高ドライ:A 1 枚 + 低位 2 枚、レインボー
- ハイ・コネクト:ブロードウェイ連結
- ミドル・コネクト:中位連結
- ペアボード:同じ数字 2 枚
- モノトーン:同スート 3 枚
- ローボード:低位のみ
このレッスンの要点
- 8 カテゴリでフロップを高速分類
- 各カテゴリに最適な C-ベット率とサイズ
- 暗記すれば即時判断、思考の効率化
- サブカテゴリで更に精緻化
おすすめ書籍・グッズ
世界のヨコサワの世界一やさしいポーカーの勝ち方
プリフロップからポストフロップまで、このサイトの基礎を体系的に復習できる一冊。中級者になっても手元に置きたいベストセラー。