今日できるようになる判断(30〜60秒)

チップの絶対額ではなく「自分と相手のうち小さい方のBB数(有効スタック)」で状況を判断できるようになります。

なぜ「チップ額」ではなく「BB数」か

MTTではブラインドが上がり続けるため、同じチップ額でも時間の経過とともに実質的な価値(BB換算)が下がっていきます。「10,000チップ」という情報だけでは、それが100BBなのか10BBなのか判断できません。常にBB数に換算して考えることが、MTTの意思決定の出発点です。

有効スタックとは

**有効スタック(Effective Stack)**とは、ハンドに参加している2人のうち、小さい方のスタック(BB換算)のことです。

BB数がもたらす判断の変化

有効スタックのBB数が変わると、同じハンドでも正しいアクションが変わります。

有効スタックの目安 傾向
100BB前後 ポストフロップの複数ストリート計画が可能(リングゲームに近い)
40BB前後 過度なコミットを避けつつ、オープン/3ベットのレンジ調整が必要
15BB以下 プッシュ/フォールドが中心の判断になる(M-09・M-10で扱う)

振り返り

「チップ額を見る」から「BB数に換算して見る」への切り替えが、MTT特有の最初の一歩です。次のM-04では、この考え方を補助する「M値」を扱います。

今日のミニドリル

  1. Q1. MTTでチップ額よりBB数で考える理由は?
    •  BB数の方が計算が簡単だから
    • ✓ ブラインドが上がり続け同じ額でも実質価値が変わるため
    •  チップの色が変わるため
    •  参加人数が変わるため

    根拠:ブラインド上昇でチップの実質価値が変わるため、常にBB換算で考える必要がある。

  2. Q2. 有効スタックの定義として正しいのは?
    •  自分のスタックの絶対額
    • ✓ ハンドに参加する2人のうち小さい方のスタック(BB換算)
    •  テーブル全体の合計チップ
    •  ブラインドの2倍

    根拠:有効スタックは対戦する2人のうち小さい方で決まる。オールイン額もそれに制限される。

  3. Q3. 自分100BB・相手20BBの場合の有効スタックは?
    •  100BB
    •  60BB
    • ✓ 20BB
    •  120BB

    根拠:小さい方の20BBが有効スタックになる。

  4. Q4. 有効スタックが15BB以下になると中心になる判断は?
    •  複数ストリートの精緻な計画
    • ✓ プッシュ/フォールド中心の判断
    •  ブラフの多用のみ
    •  常にコール

    根拠:15BB以下ではポストフロップの選択肢が乏しくなり、プッシュ/フォールドが中心になる。

  5. Q5. 有効スタック100BB前後の傾向として正しいのは?
    •  プッシュ/フォールド中心
    • ✓ ポストフロップの複数ストリート計画が可能
    •  常にオールイン
    •  アンティが必須

    根拠:100BB前後はリングゲームに近く、複数ストリートを見据えた計画が可能。

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