オンラインのスタッツとは
オンラインポーカーでは、相手の過去のプレーを集計した「スタッツ(statistics)」を、HUD(Heads-Up Display)と呼ばれるツールで各プレイヤーの席元に表示できます。ライブと違って表情やしぐさは見えませんが、その代わりに膨大なハンド数の傾向が数値として手に入ります。この数値を読めるかどうかで、相手のタイプを素早く見抜き、的確にエクスプロイト(弱点を突くこと)できるかが決まります。
なかでも最初に覚えるべきは VPIP・PFR・3bet% の3つです。まずはこの3点セットを押さえれば、相手がタイトかルースか、アグレッシブかパッシブかの大枠が見えてきます。
VPIP・PFR・3bet% の意味
それぞれの定義は次の通りです。
| スタッツ | 意味 | 何がわかるか |
|---|---|---|
| VPIP | 自発的にチップを入れた率(ブラインドの強制ベットは除く) | 参加するハンドの広さ=ルース/タイト |
| PFR | プリフロップでレイズした率 | 攻めの度合い=アグレッシブ/パッシブ |
| 3bet% | プリフロップで3ベット(リレイズ)した率 | プリフロップでの仕掛けの強さ |
VPIP が大きいほど多くのハンドに参加する「ルース」、小さいほど厳選する「タイト」です。PFR は参加したうえでどれだけレイズで攻めるかを示します。そして VPIP と PFR の差が小さいほど、参加=レイズで入る堅実なプレイヤーだと読めます。逆に差が大きいと、コールで安く入るだけの受け身な傾向です。
プレイヤータイプを見抜く目安
代表的なタイプとスタッツの対応は次の通りです。
たとえばバランスの取れた TAG(タイト・アグレッシブ)は、目安として VPIP 約22 / PFR 約18 程度です。参加したハンドの多くをレイズで攻めるため、2つの数値が近いのが特徴です。
一方、ルースパッシブ(コーリングステーション寄り)は VPIP が高いのに PFR が低くなります。たくさん参加するのにレイズせずコールばかり、というタイプで、バリューベットが効きやすい相手です。3bet% が高い相手はプリフロップで強く仕掛けてくるため、こちらのオープンに対して慎重さが求められます。
よくある誤解
- 「スタッツが高い=強い」ではありません。高いVPIPは単にルースなだけで、勝てているとは限りません。
- 数値は固定の性格ではなく、あくまで過去の集計です。相手も状況で動きを変えます。
- 1つの指標だけで決めつけないこと。VPIP・PFR・3bet%を組み合わせて読むのが基本です。
- サンプル数(集計ハンド数)が少ない数値は信頼できません。数十ハンド程度では大きくぶれます。
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まとめ
- VPIP(参加率)・PFR(レイズ率)・3bet% が基礎の3指標です。
- TAGの目安は VPIP約22 / PFR約18。VPIPが高くPFRが低ければルースパッシブです。
- VPIPとPFRの差が小さいほどタイトで堅実と読めます。
- サンプル数が少ない数値は当てにせず、複数の指標を組み合わせて判断しましょう。