PLO 3ベット/フラットコール/フォールド表(対オープン)
オープンレンジ(RFI)の次の意思決定。 誰かが1人レイズで開いてきた時、自分は3ベット・フラットコール・フォールドのどれを選ぶか。 6-max・100bbキャッシュ前提で、ハンド分類 × 状況の早見表にしました。 末尾にはBBのブラインドディフェンス(BTNのスチールに対して)も載せています。
シナリオ(誰のオープンに、自分はどこか)
タイトなオープナー(UTG)相手は全体に締め、広いオープナー(CO・BTNのスチール)相手は緩めます。 ポジションがある(IP)とフラットコールを広く取れ、アウトオブポジション(OOP)では3ベットかフォールドに寄ります。
3ベット/コール/フォールド早見表
| ハンド分類 | vs UTG → CO | vs UTG → BTN | vs UTG → SB | vs UTG → BB | vs CO → BTN | vs CO → SB | vs CO → BB | BB vs BTN |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AAxx ダブルスーテッドA♠A♥K♠K♥ | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 |
| AAxx シングルスートA♠A♥K♠7♦ | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 |
| AAxx レインボーA♠A♥K♦8♣ | ✓63/37 | ✓100/0 | ✓63/37 | ✓63/37 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 |
| KKxx ダブルスーテッドK♠K♥Q♠J♥ | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 |
| KKxx シングル/レインボーK♠K♥Q♦8♣ | ✓61/29 | ✓69/27 | ✓61/11 | ✓61/27 | ✓79/21 | ✓72/16 | ✓72/26 | ✓73/27 |
| QQxx(ペア中心)Q♠Q♥J♠T♥ | △18/49 | △33/41 | ✕18/33 | △18/47 | ✓57/21 | ✓38/27 | ✓38/37 | ✓51/41 |
| ダブルペア(JJTTなど)J♠J♥T♠T♥ | ✕4/22 | ✕9/20 | ✕4/7 | ✕4/13 | ✕15/24 | ✕10/6 | ✕10/24 | △11/50 |
| 中ペア+つなぎ(99〜JJ)T♠T♥9♠8♥ | ✕2/20 | ✕6/26 | ✕2/8 | ✕2/17 | ✕13/28 | ✕9/10 | ✕9/29 | △10/59 |
| 高ランダウン ds(JT98〜AKQJ)K♠Q♥J♠T♥ | ✓93/7 | ✓100/0 | ✓93/7 | ✓93/7 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 |
| 高ランダウン ノースートK♦Q♥J♠T♣ | △8/64 | △21/54 | ✕8/29 | △8/63 | ✓54/26 | △32/38 | △32/45 | △37/58 |
| 中ランダウン ds(8〜T始まり)T♠9♥8♠7♥ | △9/91 | ✓76/24 | △9/91 | △9/91 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 | ✓100/0 |
| 中ランダウン ノースートT♦9♥8♠7♣ | ✕0/27 | ✕0/49 | ✕0/0 | ✕0/5 | △0/66 | ✕0/5 | △0/66 | △0/76 |
| 低ランダウン(7始まり以下)7♠6♥5♠4♥ | ✕0/14 | ✕3/23 | ✕0/14 | ✕0/14 | △14/56 | ✕8/7 | ✕8/38 | △14/61 |
| 1ギャップ ランダウン dsJ♠9♥8♠6♥ | △13/87 | △13/87 | ✕13/0 | △13/66 | △21/79 | △13/66 | △13/87 | △13/87 |
| ナッツAスーテッド+絡みA♠5♥4♠3♥ | ✕1/29 | ✕11/28 | ✕1/17 | ✕1/26 | ✕22/26 | ✕14/12 | ✕14/28 | △18/45 |
| ダングラー(孤立した低札あり)K♠Q♥J♠4♦ | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 |
| トリップス・クアッズK♠K♥K♣7♦ | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 | ✕0/0 |
| バラバラ(その他・基本フォールド)Q♠8♦5♣2♥ | ✕0/3 | ✕0/7 | ✕0/0 | ✕0/1 | ✕0/10 | ✕0/1 | ✕0/9 | ✕0/35 |
「3bet/call」=その分類のうち 3ベットに回る割合 / フラットコールに回る割合(残りがフォールド)。 セルの色は最も多いアクション(多数決)で塗っています。
この表の作り方(ヒューリスティック × モンテカルロ)
この表はソルバー出力ではありません。オープンレンジ表とまったく同じ評価エンジン(AA/KKなどのハイペア、ダブルスーテッド、 ナッツフラッシュ性、4枚のつながり=ランダウン、トリップス/クアッズやダングラーの弱さを点数化)を使い、 ランダムな数十万手のモンテカルロ・シミュレーションでアクション頻度にキャリブレーションしています。 具体的には、スコア最上位を3ベット(ナッツヘビー)、その下の帯をフラットコール、 残りをフォールドに割り、各シナリオの目標頻度に合うスコア閾値を逆算しました。 判定機・エクイティ計算機と同じエンジンなので、ツールの判定とこの表は矛盾しません。
正確さの限界(正直な注意):これはあくまでヒューリスティックです。 ソルバーのように相手の具体的なオープンレンジ・スタック・ポジションの相互作用を解いてはいません。 「ナッツ性の高い手を3ベット、ポジションがあれば広くフラット、BBは安いので広く守る」という PLOの定石を頻度で再現した目安として使ってください。混合戦略(同じ手を一定割合で3bet/callに分ける) の細かな比率や、ブロッカー・マルチウェイの分岐までは表現していません。実戦では相手の傾向で調整が必要です。
よくある質問
PLOで3ベットすべき手は?
ナッツヘビーに寄せます。AAxx(特にダブルスーテッド)、KKxxのダブルスーテッド、高いランダウンのダブルスーテッドが中心。中途半端な手はフラットコールに回すかフォールドします。
3ベットとフラットコールはどう使い分ける?
スコア最上位=3ベット、その下の帯=フラットコール、残り=フォールド。ポジションがある(IP)ときはフラットを広く取れますが、OOPでは被支配を嫌ってコール帯を薄くし、3ベットかフォールドに寄せます。
BBでオープンに直面したらどう守る?
BBは既に1bb入れていてオッズ(約2:1)が良いので広く守ります。特にBTNの広いスチールには、フォールド小・フラットコール広・3ベットはナッツヘビー、という配分です(表の末尾「BB vs BTN」)。
レイズ(3ベット)サイズは?
ポットリミットなので3ベットは基本「ポット」サイズ。PLOは4枚あるぶんエクイティ差が小さいため、3ベットの主目的はバリューとレンジの主導権で、ブラフ3ベットはホールデムより控えめです。
算出条件: 6-max cash 100bb・サンプル 400,000 手・固定シード(再現可能)。 ヒューリスティック評価のため、ソルバー完全一致ではありません。