ブラインドスチールとは
ブラインドスチール(盗み)とは、CO(カットオフ)・BTN(ボタン)・SB(スモールブラインド)といったレイトポジションから広いレンジでオープンレイズし、ポットに置かれたブラインドの「デッドマネー」を奪い取る戦術です。プリフロップで他のプレイヤーが全員フォールドすれば、ショーダウンを迎えることなくブラインド分を獲得できます。
強いハンドだけを待つのではなく、後ろに残っているプレイヤーが少ない有利な状況を利用して、本来なら降りるような弱めのハンドでも積極的にレイズするのがポイントです。
なぜレイトポジションで成立するのか
スチールが成立するのは、自分より後ろに残っているプレイヤーが少なく、各人が強いハンドを持っている確率が低いからです。背後の人数が少ないほど「全員が降りる」可能性が高まり、広いレンジでも利益が出ます。
特にBTNは、自分の後ろがSB・BBの2人だけなので、最も広いレンジでスチールを仕掛けられるポジションです。COはBTNよりやや控えめ、SBは相手がBBひとりですがアウトオブポジションになる点に注意が必要です。
| ポジション | スチール対象 | レンジの広さ | 補足 |
|---|---|---|---|
| CO | BTN・SB・BB | 中〜広 | BTNが起きていると注意 |
| BTN | SB・BB | 最も広い | 最強のスチール位置 |
| SB | BB | 広い | OOPになるのが弱点 |
リスチール(3ベット)への備え
スチールが知られた戦術である以上、相手も黙って奪われ続けるわけではありません。ブラインド側はリスチール、つまり3ベットで反撃してきます。相手の3ベット頻度をよく観察し、それに応じてオープンレンジを調整することが重要です。
3ベットが多い相手にはオープンを締める、あるいは強いハンドで3ベットを誘って4ベットやコールで応戦する、といった対応が考えられます。逆に降りてばかりの相手にはスチール頻度を上げて利益を伸ばせます。
よくある誤解
- 「スチールは強いハンドでやるもの」→ 誤り。むしろ弱めのハンドでも、相手が降りる前提だからこそ利益が出ます。
- 「BTNなら何でもレイズしてよい」→ 誤り。相手のリスチール頻度が高ければBTNでもレンジを締めるべきです。
- 「コールされたら失敗」→ 誤り。ポジションを活かしてフロップ以降で優位に戦えるため、コールされても勝負は続きます。
- 「SBスチールはBTNと同じくらい強い」→ 誤り。SBはアウトオブポジションになるため、BTNより慎重さが求められます。
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まとめ
- ブラインドスチールはCO・BTN・SBから広くオープンし、ブラインドのデッドマネーを奪う戦術
- BTNは後ろが2人だけのため最も広いレンジでスチールできる
- 相手のリスチール(3ベット)頻度を見てオープンレンジを調整する
- 過度なスチールは反撃を招くため、相手を見て頻度を伸び縮みさせる