オッズの考え方:1本道の判断手順
「コールすべきか、フォールドすべきか」は、次の4ステップで機械的に判断できます。 テル(しぐさ読み)より先に、まずこの数学を押さえるのが定石とされています。
- ①アウツを数える
自分の手を完成させるカードが、残り何枚あるかを数えます(例:フラッシュドローなら9枚)。
- ②×2 / ×4 で勝率を暗算する
フロップ(残り2枚見られる)ならアウツ×4、ターン(残り1枚)ならアウツ×2が、 おおよその完成率(%)の目安になるとされています。 より正確な早見表は 確率・オッズ早見表 を参照してください。
- ③必要勝率を出す
必要勝率 = ベット額 ÷(ポット + ベット額 × 2)
相手のベットにコールするために、最低限これだけの確率で勝つ必要がある、という基準値です。 「ポット+ベット×2」は、相手ベット後の最終的なポット総額(自分のコール分も含む)を表します。
- ④比較して決める
②の完成率が③の必要勝率を上回っていれば、期待値的にコールが得とされます。下回っていればフォールド寄りと判断します。
例題で確認する
例題1:フロップでフラッシュドロー(9アウツ)
ポット10BBに対し、相手が5BBベットしてきた。
- ①アウツ:9枚
- ②完成率(フロップ→リバー、×4):9 × 4 = 約36%
- ③必要勝率:5 ÷(10 + 5 × 2)= 5 ÷ 20 = 25%
- ④比較:36% > 25% → コールが期待値的に得とされる
例題2:ターンでオープンエンド・ストレートドロー(8アウツ)
ポット20BBに対し、相手が10BBベットしてきた(ターンなので残り1枚のみ=×2)。
- ①アウツ:8枚
- ②完成率(ターン→リバー、×2):8 × 2 = 約16%
- ③必要勝率:10 ÷(20 + 10 × 2)= 10 ÷ 40 = 25%
- ④比較:16% < 25% → 単純比較ではフォールド寄りとされる(ただし相手を後のストリートで追加で取れる見込み=インプライド・オッズがあれば話は変わる)
例題3:フロップでガットショット(4アウツ)
ポット8BBに対し、相手が4BBベットしてきた。
- ①アウツ:4枚
- ②完成率(フロップ→リバー、×4):4 × 4 = 約16%
- ③必要勝率:4 ÷(8 + 4 × 2)= 4 ÷ 16 = 25%
- ④比較:16% < 25% → フォールド寄りとされるが、こちらもインプライド・オッズ次第で判断が変わり得る
※上記の完成率は「2-4の法則」による概算です。厳密な確率や、相手のレンジ・後のストリートで追加獲得が見込める分(インプライド・オッズ)を踏まえた判断は、下記のレッスンで詳しく扱います。