PLO(ポットリミット・オマハ)はテキサスホールデムの延長線上にあるように見えて、感覚が大きく異なります。ここでは初学者がとくに戸惑う5つの違いを、ホールデムと対比しながら整理します。詳しい立ち回りはPLO戦略ガイドを起点にしてください。

① 手札4枚・必ず2枚を使う

ホールデムの手札は2枚で、コミュニティカード5枚と自由に組み合わせます。PLOは手札が4枚に増えますが、役を作るときは手札からちょうど2枚、ボードから3枚を使うルールです。手札4枚すべてやボードだけで役を作ることはできません。組み合わせの数が増えるぶん、初心者は手札を見間違えてフラッシュやストレートを過大評価しがちです。スターティングハンドの考え方はPLOのスターティングハンドで詳しく触れています。

② 役が強くなりやすくナッツ志向

手札が4枚あると役の選択肢が広がり、完成役どうしのぶつかり合いが起きやすいのがPLOです。ホールデムならトップペアや弱めのツーペアで勝てる場面が多い一方、PLOでは弱い完成役が負けに回る頻度が高くなります。結果としてナッツ(その時点での最強役)を狙う発想が重要になります。

③ ポットリミット(ベット上限あり)

ホールデムの主流はノーリミットで、いつでもオールインできます。PLOは名前のとおりポットリミットで、1回のベット上限が「その時点のポットサイズ」までに制限されます。一手で全チップを投入しづらいぶん、ストリートをまたいだプレッシャーの掛け方が変わります。ベット額の決まり方はPLOのポットリミット計算を参照してください。

④ ドローが巨大(ラップ等)

手札4枚のおかげで、PLOのドローはホールデムより遥かに広がります。代表例が複数のストレートアウツを抱える「ラップ」で、コンボドローとしてフラッシュドローと重なると非常に強力です。アウツの数え方や考え方はドロー総合ガイドが参考になります。

⑤ 分散が大きい

役とドローが強くぶつかり合う結果、PLOは1ハンドあたりの勝敗の振れ幅、すなわち分散がホールデムより大きくなります。プリフロップのエクイティ差が小さく、コインフリップ近い局面も増えるため、短期の結果が実力を反映しにくいのが特徴です。

まとめ

PLOとホールデムの違いは、(1)手札4枚で必ず2枚使用、(2)役が強くなりナッツ志向、(3)ポットリミットで上限あり、(4)ドローが巨大、(5)分散が大きい、の5点に集約できます。ホールデムの常識をそのまま持ち込むと過大評価・過信につながりやすいので、まずはこの差を頭に入れて臨みましょう。ホールデム側の基礎はテキサスホールデム入門で再確認できます。

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