プログレッシブKO(PKO)は、トーナメントの賞金プールを「順位賞金」と「バウンティ(賞金首)」の二つに分けた形式です。通常のバウンティトーナメントと違い、相手を飛ばすと相手のバウンティの一部がそのまま自分の賞金として受け取れ、さらに残りが自分の頭にも上乗せされます。つまり倒すほど自分の首が高くなり、ますます狙われるという独特の構造になっています。
PKOの仕組み — 賞金が二層になる
エントリー費の一部が順位賞金、もう一部がバウンティに振り分けられます。誰かをノックアウトすると、その人のバウンティの半分が即時キャッシュとして手に入り、残り半分が自分のバウンティに加算される、というのが代表的な配分です。
順位だけを争う通常のMTTとの考え方の違いは、CEV と ICM の違いやトーナメント特有のリスクプレミアムとあわせて押さえると理解が深まります。
カバーしている相手にはコール基準が広がる
PKOで最も重要なのは「相手をカバーしているか(自分のスタックが相手以上か)」です。相手をカバーしていれば、コールして勝った瞬間にバウンティという追加の賞金が確定します。この即時キャッシュの分だけ、コールに必要なエクイティの目安は下がり、通常より広いレンジでコールが正当化されます。
短い相手に対してはプッシュ/フォールドの判断にバウンティ価値を上乗せして考えると、押し引きの精度が上がります。
ありがちな罠 — バウンティ狙いの参加しすぎ
「首が欲しい」気持ちが強すぎると、勝てないハンドでも安易にコールしてしまいがちです。バウンティはあくまで賞金の一部であり、序盤の小さなバウンティのために自分のトーナメント生存を大きく削るのは本末転倒です。
まとめ
PKOは賞金が「順位+バウンティ」の二層になる形式です。カバーしている相手を倒せるオールインではバウンティ分だけコール基準が広がる一方、バウンティ欲しさの安易な参加は禁物。狙うべきは大きなバウンティを持つ相手を確実にカバーできる場面です。全体像はトーナメント戦略ガイドで確認してください。