レッスン 48 / 100 Phase 3:ハンドレンジ編

レンジ表の覚え方 — サイト内ツールで反復

100 種類以上のノードを覚えるには反復練習が最効率。本サイトの無料ツールだけで完結する学習法を紹介します。

なぜ反復ツールを使うか

レッスン 32〜45 で学んだレンジは、紙やテキストで読んだだけでは身につきません。

  • 169 マスの位置を瞬時に判断
  • 6 ポジション × 数種類のアクション = 数十パターン
  • ノードごとに違うレンジ

これを クイズ形式で何百回も反復 することで、初めて体に染み込みます。本サイトのツールはこの「反復」を無料でこなせるように作られており、外部アプリを入れなくても学習がここで完結します。

レンジ学習に使うサイト内ツール

プリフロップトレーナー(レンジ暗記の主役)

  • 6-max 100BB の RFI(オープンレイズ)をヒートマップで出題・採点
  • ポジションを選ぶと 13×13 マスで「Raise / Fold」を回答
  • ゲーム理論的最適(GTO)頻度に沿った正解と比較し、正答率を可視化
  • レンジ暗記はまずここで反復するのが最効率です

プリフロップ上級トレーナー(深度別・上級)

  • vs オープン、3 ベット、スタック深度別のシナリオに対応
  • プリフロップトレーナーで RFI を固めたあとの次のステップ

ハンドレンジ・ビジュアライザー(視覚確認・個別編集)

  • 13×13 マスでポジション別のオープン / コール / 3 ベットを可視化
  • マスを個別に編集して自分専用のレンジ表を作れる
  • 印刷した PDF の代わりに参照表として使えます

エクイティ計算機(レンジ vs レンジ)

  • レンジ vs レンジのエクイティを計算
  • 「このオープンレンジは相手レンジに何 % 勝っているか」を確認できます

コンボ計算機(コンボ / ブロッカー)

  • 特定のハンドが何コンボ残っているかを計算
  • ブロッカー効果の理解に役立ちます

ドリルハブ(総合反復・苦手克服)

  • 間隔反復(SRS)で、間違えたノードだけを優先して再出題
  • 苦手なレンジを自動でピックアップして潰せます

⑦ 実戦への接続

レベル別おすすめツール

レベルおすすめ
入門役判定クイズ / ドリルハブ
初級プリフロップトレーナー
中級フロップ GTO トレーナー + ハンドレンジ・ビジュアライザー
上級GTO 実戦テーブル + プリフロップ上級トレーナー

このレッスンでは プリフロップトレーナー を中心に使い方を解説します。

プリフロップトレーナーの使い方

初期設定

  1. プリフロップトレーナー を開く(インストール不要、ブラウザだけで動作)
  2. ゲーム形式は 6-Max NLHE(テキサスホールデム)/スタック 100BB が前提です
  3. 学習したいポジションを選択:ボタン(BTN) / カットオフ(CO) / ミドルポジション(MP) / アンダーザガン(UTG) / スモールブラインド(SB) / ビッグブラインド(BB)

練習モード

  1. ポジションを選ぶと、RFI(オープンレイズ)の出題が始まります
  2. 出されたハンドに対して「Raise / Fold」を選択
  3. 回答するたびに、ゲーム理論的最適(GTO)頻度に沿った正解と比較して採点
  4. 13×13 マスのヒートマップで、自分の回答と正解レンジの差が色で表示されます

学習の進め方

  • 1 ポジションずつ:ボタン(BTN) → カットオフ(CO) → ビッグブラインド(BB) → スモールブラインド(SB) → ミドルポジション(MP) → アンダーザガン(UTG)
  • 各ポジションで 正答率 85 % になるまで継続
  • 1 日 30〜100 問を目標
  • 間違えたノードは ドリルハブ に回して、間隔反復(SRS)で再出題させると定着が早まります

学習の 4 ステップ

ステップ 1:ボタン(BTN) オープンレンジ(1〜3 日)

  • 最も広く、最も使用頻度高
  • まずここで「ツールの操作 + マス感覚」を身につける

ステップ 2:カットオフ(CO) オープンレンジ(2〜3 日)

  • ボタン(BTN) より少し絞る感覚
  • 「ボタン(BTN) -10 %」のメンタルモデル

ステップ 3:ビッグブラインド(BB) ディフェンス(3〜4 日)

  • 最も実戦で使う頻度高
  • vs ボタン(BTN), vs カットオフ(CO), vs アンダーザガン(UTG) の 3 ノードを区別
  • vs オープンの応用は プリフロップ上級トレーナー で深掘りできます

ステップ 4:その他のポジション(1 週間)

  • ミドルポジション(MP), アンダーザガン(UTG), スモールブラインド(SB) を順に
  • すでに ボタン(BTN)/カットオフ(CO)/ビッグブラインド(BB) が身についていれば応用しやすい

合計約 3〜4 週間 で 6 ポジションのオープン + 主要ディフェンスをマスター。

「ペーパーチャート」も併用

トレーナーと並行して、レンジ表を 常に参照できる状態 にしておくのも有効です:

  • ハンドレンジ・ビジュアライザー で 6 ポジションのオープンレンジを表示
  • マスを編集して自分専用の参照表を作り、別タブで開いておく
  • ブラウザ印刷でそのまま紙のチャートとしても出力でき、印刷した PDF の代わりになります
  • 1 ヶ月後には「見なくても言える」状態を目指す

外部のレンジ表 PDF をダウンロードしなくても、ビジュアライザー 1 つで「視覚確認 → 印刷参照」までまかなえます。

トレーナーでの間違いやすいパターン

間違い① 紛らわしいオフスーテッド

  • K9o vs K9s、A8o vs A8s の区別
  • 「o の方が 1 段下のレンジ」を意識

間違い② ボーダーハンド

  • K5s(BTN レンジ最下限) vs K5o(レンジ外)
  • 「スーテッドだけ参加」のラインを覚える

間違い③ スーテッドコネクター

  • 54s 〜 T9s は全部レンジ内(BTN, CO)
  • 43s, 32s は ボタン(BTN) のみ

迷ったハンドは コンボ計算機 でコンボ数を確認し、なぜレンジ内 / 外なのかを数で納得しておくと忘れにくくなります。

「3 ベット」シナリオの学習

オープンレンジを覚えたら、次は「3 ベット」シナリオです:

  • vs アンダーザガン(UTG) Raise の対応
  • vs カットオフ(CO) Raise の対応
  • vs ボタン(BTN) Raise の対応

これらは プリフロップ上級トレーナー で出題されます。
3 ベットを Raise、コールを Call、降りを Fold として回答します。

進捗の測定

ツールの採点・統計機能で:

  • ノード別の正答率(プリフロップトレーナーのヒートマップ)
  • 苦手なハンド(ドリルハブ が間隔反復で自動抽出)
  • 学習時間・問題数の累計

これらを見ながら 苦手な部分を集中練習 します。

「ツールで完璧」≠「実戦で勝てる」

トレーナーでオープンレンジを 95 % 正答できても、実戦では追加要素があります:

  • ライブの相手の特性
  • スタックサイズの細かい差
  • アンティの有無
  • メタゲーム

レンジ表はあくまで「基準点」。実戦ではここから ± 5 % 程度の調整が必要です(次のレッスンで扱います)。実際のテーブル感覚は GTO 実戦テーブル で慣らしておきましょう。

レンジ表学習の落とし穴

罠①:レンジ表だけ覚えてポストフロップが甘い

  • プリフロップだけ完璧でも、ポストフロップで負けたら無意味
  • Phase 4 のポストフロップ学習や フロップ GTO トレーナー と並行する

罠②:暗記が目的化

  • なぜそのハンドがレンジに入っているか」を理解する
  • 理由を理解すると、応用が利く

罠③:ツール依存

  • 実戦では「考えながら判断」する力も必要
  • ツールで自動化 + 言語化のセルフレビューも

練習計画テンプレート

週 1 計画

内容
ボタン(BTN) オープン 100 問(プリフロップトレーナー)
カットオフ(CO) オープン 100 問(プリフロップトレーナー)
ビッグブラインド(BB) vs ボタン(BTN) 100 問
ビッグブラインド(BB) vs カットオフ(CO) 100 問
ボタン(BTN) vs アンダーザガン(UTG)(自分が ボタン(BTN)、3 ベットレンジ)100 問
全ポジション混合 100 問
復習(ドリルハブの苦手分野)50 問

合計 週 650 問、約 2〜3 時間。4 週間で 3000 問、レンジ表習得完了。

用語まとめ

  • ノード:プリフロップの特定シチュエーション
  • シナリオ:トレーナーでの学習設定(Open, vs Raise, vs 3-bet 等)
  • ペーパーチャート:印刷したレンジ表(ハンドレンジ・ビジュアライザー で代替)
  • 正答率:トレーナーで測定する自己評価指標

このレッスンの要点

  • レンジ学習はサイト内ツールでの反復が最効率
  • プリフロップトレーナー で RFI をヒートマップ採点しながら暗記
  • ハンドレンジ・ビジュアライザー で視覚確認、ドリルハブ で苦手を間隔反復
  • ボタン(BTN) → カットオフ(CO) → ビッグブラインド(BB) → スモールブラインド(SB) → ミドルポジション(MP) → アンダーザガン(UTG) の順で学習
  • 1 日 30〜100 問を 1 ヶ月続けると、レンジ表の暗記完了

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