レンジ表の覚え方 — サイト内ツールで反復
100 種類以上のノードを覚えるには反復練習が最効率。本サイトの無料ツールだけで完結する学習法を紹介します。
なぜ反復ツールを使うか
レッスン 32〜45 で学んだレンジは、紙やテキストで読んだだけでは身につきません。
- 169 マスの位置を瞬時に判断
- 6 ポジション × 数種類のアクション = 数十パターン
- ノードごとに違うレンジ
これを クイズ形式で何百回も反復 することで、初めて体に染み込みます。本サイトのツールはこの「反復」を無料でこなせるように作られており、外部アプリを入れなくても学習がここで完結します。
レンジ学習に使うサイト内ツール
① プリフロップトレーナー(レンジ暗記の主役)
- 6-max 100BB の RFI(オープンレイズ)をヒートマップで出題・採点
- ポジションを選ぶと 13×13 マスで「Raise / Fold」を回答
- ゲーム理論的最適(GTO)頻度に沿った正解と比較し、正答率を可視化
- レンジ暗記はまずここで反復するのが最効率です
② プリフロップ上級トレーナー(深度別・上級)
- vs オープン、3 ベット、スタック深度別のシナリオに対応
- プリフロップトレーナーで RFI を固めたあとの次のステップ
③ ハンドレンジ・ビジュアライザー(視覚確認・個別編集)
- 13×13 マスでポジション別のオープン / コール / 3 ベットを可視化
- マスを個別に編集して自分専用のレンジ表を作れる
- 印刷した PDF の代わりに参照表として使えます
④ エクイティ計算機(レンジ vs レンジ)
- レンジ vs レンジのエクイティを計算
- 「このオープンレンジは相手レンジに何 % 勝っているか」を確認できます
⑤ コンボ計算機(コンボ / ブロッカー)
- 特定のハンドが何コンボ残っているかを計算
- ブロッカー効果の理解に役立ちます
⑥ ドリルハブ(総合反復・苦手克服)
- 間隔反復(SRS)で、間違えたノードだけを優先して再出題
- 苦手なレンジを自動でピックアップして潰せます
⑦ 実戦への接続
- フロップ GTO トレーナー:フロップ以降の打ち方を出題形式で学習
- GTO 実戦テーブル:実際のテーブルでハンドを進めながら判断を練習
レベル別おすすめツール
| レベル | おすすめ |
|---|---|
| 入門 | 役判定クイズ / ドリルハブ |
| 初級 | プリフロップトレーナー |
| 中級 | フロップ GTO トレーナー + ハンドレンジ・ビジュアライザー |
| 上級 | GTO 実戦テーブル + プリフロップ上級トレーナー |
このレッスンでは プリフロップトレーナー を中心に使い方を解説します。
プリフロップトレーナーの使い方
初期設定
- プリフロップトレーナー を開く(インストール不要、ブラウザだけで動作)
- ゲーム形式は 6-Max NLHE(テキサスホールデム)/スタック 100BB が前提です
- 学習したいポジションを選択:ボタン(BTN) / カットオフ(CO) / ミドルポジション(MP) / アンダーザガン(UTG) / スモールブラインド(SB) / ビッグブラインド(BB)
練習モード
- ポジションを選ぶと、RFI(オープンレイズ)の出題が始まります
- 出されたハンドに対して「Raise / Fold」を選択
- 回答するたびに、ゲーム理論的最適(GTO)頻度に沿った正解と比較して採点
- 13×13 マスのヒートマップで、自分の回答と正解レンジの差が色で表示されます
学習の進め方
- 1 ポジションずつ:ボタン(BTN) → カットオフ(CO) → ビッグブラインド(BB) → スモールブラインド(SB) → ミドルポジション(MP) → アンダーザガン(UTG)
- 各ポジションで 正答率 85 % になるまで継続
- 1 日 30〜100 問を目標
- 間違えたノードは ドリルハブ に回して、間隔反復(SRS)で再出題させると定着が早まります
学習の 4 ステップ
ステップ 1:ボタン(BTN) オープンレンジ(1〜3 日)
- 最も広く、最も使用頻度高
- まずここで「ツールの操作 + マス感覚」を身につける
ステップ 2:カットオフ(CO) オープンレンジ(2〜3 日)
- ボタン(BTN) より少し絞る感覚
- 「ボタン(BTN) -10 %」のメンタルモデル
ステップ 3:ビッグブラインド(BB) ディフェンス(3〜4 日)
- 最も実戦で使う頻度高
- vs ボタン(BTN), vs カットオフ(CO), vs アンダーザガン(UTG) の 3 ノードを区別
- vs オープンの応用は プリフロップ上級トレーナー で深掘りできます
ステップ 4:その他のポジション(1 週間)
- ミドルポジション(MP), アンダーザガン(UTG), スモールブラインド(SB) を順に
- すでに ボタン(BTN)/カットオフ(CO)/ビッグブラインド(BB) が身についていれば応用しやすい
合計約 3〜4 週間 で 6 ポジションのオープン + 主要ディフェンスをマスター。
「ペーパーチャート」も併用
トレーナーと並行して、レンジ表を 常に参照できる状態 にしておくのも有効です:
- ハンドレンジ・ビジュアライザー で 6 ポジションのオープンレンジを表示
- マスを編集して自分専用の参照表を作り、別タブで開いておく
- ブラウザ印刷でそのまま紙のチャートとしても出力でき、印刷した PDF の代わりになります
- 1 ヶ月後には「見なくても言える」状態を目指す
外部のレンジ表 PDF をダウンロードしなくても、ビジュアライザー 1 つで「視覚確認 → 印刷参照」までまかなえます。
トレーナーでの間違いやすいパターン
間違い① 紛らわしいオフスーテッド
- K9o vs K9s、A8o vs A8s の区別
- 「o の方が 1 段下のレンジ」を意識
間違い② ボーダーハンド
- K5s(BTN レンジ最下限) vs K5o(レンジ外)
- 「スーテッドだけ参加」のラインを覚える
間違い③ スーテッドコネクター
- 54s 〜 T9s は全部レンジ内(BTN, CO)
- 43s, 32s は ボタン(BTN) のみ
迷ったハンドは コンボ計算機 でコンボ数を確認し、なぜレンジ内 / 外なのかを数で納得しておくと忘れにくくなります。
「3 ベット」シナリオの学習
オープンレンジを覚えたら、次は「3 ベット」シナリオです:
- vs アンダーザガン(UTG) Raise の対応
- vs カットオフ(CO) Raise の対応
- vs ボタン(BTN) Raise の対応
これらは プリフロップ上級トレーナー で出題されます。
3 ベットを Raise、コールを Call、降りを Fold として回答します。
進捗の測定
ツールの採点・統計機能で:
- ノード別の正答率(プリフロップトレーナーのヒートマップ)
- 苦手なハンド(ドリルハブ が間隔反復で自動抽出)
- 学習時間・問題数の累計
これらを見ながら 苦手な部分を集中練習 します。
「ツールで完璧」≠「実戦で勝てる」
トレーナーでオープンレンジを 95 % 正答できても、実戦では追加要素があります:
- ライブの相手の特性
- スタックサイズの細かい差
- アンティの有無
- メタゲーム
レンジ表はあくまで「基準点」。実戦ではここから ± 5 % 程度の調整が必要です(次のレッスンで扱います)。実際のテーブル感覚は GTO 実戦テーブル で慣らしておきましょう。
レンジ表学習の落とし穴
罠①:レンジ表だけ覚えてポストフロップが甘い
- プリフロップだけ完璧でも、ポストフロップで負けたら無意味
- Phase 4 のポストフロップ学習や フロップ GTO トレーナー と並行する
罠②:暗記が目的化
- 「なぜそのハンドがレンジに入っているか」を理解する
- 理由を理解すると、応用が利く
罠③:ツール依存
- 実戦では「考えながら判断」する力も必要
- ツールで自動化 + 言語化のセルフレビューも
練習計画テンプレート
週 1 計画
| 日 | 内容 |
|---|---|
| 月 | ボタン(BTN) オープン 100 問(プリフロップトレーナー) |
| 火 | カットオフ(CO) オープン 100 問(プリフロップトレーナー) |
| 水 | ビッグブラインド(BB) vs ボタン(BTN) 100 問 |
| 木 | ビッグブラインド(BB) vs カットオフ(CO) 100 問 |
| 金 | ボタン(BTN) vs アンダーザガン(UTG)(自分が ボタン(BTN)、3 ベットレンジ)100 問 |
| 土 | 全ポジション混合 100 問 |
| 日 | 復習(ドリルハブの苦手分野)50 問 |
合計 週 650 問、約 2〜3 時間。4 週間で 3000 問、レンジ表習得完了。
用語まとめ
- ノード:プリフロップの特定シチュエーション
- シナリオ:トレーナーでの学習設定(Open, vs Raise, vs 3-bet 等)
- ペーパーチャート:印刷したレンジ表(ハンドレンジ・ビジュアライザー で代替)
- 正答率:トレーナーで測定する自己評価指標
このレッスンの要点
- レンジ学習はサイト内ツールでの反復が最効率
- プリフロップトレーナー で RFI をヒートマップ採点しながら暗記
- ハンドレンジ・ビジュアライザー で視覚確認、ドリルハブ で苦手を間隔反復
- ボタン(BTN) → カットオフ(CO) → ビッグブラインド(BB) → スモールブラインド(SB) → ミドルポジション(MP) → アンダーザガン(UTG) の順で学習
- 1 日 30〜100 問を 1 ヶ月続けると、レンジ表の暗記完了
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